総量規制の仕組み

エンゲージリングは給料の3カ月分、家賃は月給の3分の一・・・など、自身の収入を基準に目安とされるものがありますよね。

借り入れにおける総量規制とは、個人の借り入れ総額が、年収等の3分の1までに制限される仕組みの事を言います。大事なのは目安ではなくて制限されると強制がかかることです。しかしながら、一部除外または例外となるケースもあるということは付け加えておきます。

また、この「総量規制」というのは、あくまでも個人向けの貸付にのみ規制されるものになりますので、法人は関係ありません。加えて、個人であっても事業資金としてならば、総量規制は適用されることもありません。

個人から借り入れの申込みを受けた貸金業者は、指定信用情報機関(CIC、全国銀行個人信用情報センター、JICC)が保有する個人信用情報を使用してその人の個人信用情報、つまり、他の貸金業者からの借入残高を調査します。

では、この総量規制は何のためにあるのか?それは、貸し過ぎ・借り過ぎを防ぐためです。そのためにも上述の3つの指定信用情報機関は情報を共有していたりもします。